キャンパーに絶大な人気を誇る グランマーコッパーケトル。
そのルーツを探りに長野県駒ケ根にあるファイヤーサイド社にお邪魔しました。
ファイヤーサイド代表のポールさんとおばあ様の素敵な想い出と、ケトル細部までのこだわりをお伺いしました。
■ファイヤーサイド社
ファイヤーサイド社は、薪ストーブの輸入を始めて30年。バーモントキャスティングスをメインにデマニンコア社のクッキングストーブやデンマークヒタ社のモダンストーブを取り扱う日本総代理店です。
2015年春にリニューアルオープンした最高に素敵な空間!駒ヶ根のショールームにお邪魔してきました。
ショールーム内にはバーモントキャスティングスを中心とした、素敵な薪ストーブの世界が広がります。
■グランマーコッパーケトル【GRANDMA’S Copper Kettle】
今回の最大の目的!薪ストーブトップに置かれた、ケトルに注目です。
今やキャンパーに絶大な人気を誇るグランマーコッパーケトルについて詳しくお話を伺いました♪
底が広く熱伝導性の良い銅製のケトルは使い込むほどに味がでます。焚き火で、ストーブに。キャンプシーンにぴったり。
細部までファイヤーサイドの代表であり、グランマーコッパーケトルの創案者でもあるポールさんのこだわりに溢れています。
細かなパーツ部分は度重なるマイナーチェンジにより、
蓋の落ち止め加工や、持ち手のパーツでハンドルを保持できる真鍮パーツなどどんどん進化しています。
当初はインドで生産していましたが、現在は日本で生産しています。
展開は大と小の2サイズ。大きいサイズは満水時5.2Lとたっぷりの容量!
この日は非売品のミニサイズのケトルも一緒に並べていただきました。
裏のヘリ部分も変化を重ねています。
当初はオリジナルに近い2枚のふちを丸め込んだ作りでしたが、つなぎのない1枚仕立てとなり、より丈夫で漏れにくく。
現在のバージョンにはMADE IN JAPANと商品名の由来となったネルおばあさんの顔の刻印が。
品質の自信の証です!
■ポールさんとネルおばあさんとケトル
グランマーコッパーケトルは、おばあさんとポールさんとの思い出のケトルをもとに作られたもの。
大自然のメイン州で過ごした、ポールさんとおばあさんの思い出についてお話を聞かせていただきました。
ポールさんが子供のころは、電気ではなく暖をとったり料理をするのにクッキングストーブが主流でした。
料理や洗い物につかったり、たくさんのお湯を沸かすことが生活の中で必須であり、
ケトルは生活に必需品でそこにあることが当たり前のものでした。
ポールさんのおばあさん『ネルおばあさん』のおうちで使われていたケトルこそ、グランマーコッパーケトルのベースとなったものです。
手前に置かれた一回り大きなケトルは当時使っていたオリジナル。おばあさんが96歳の時に受け継いだポールさんの宝物です。
おばあさんのおうちで、クラムチャウダーをつかってお料理してくれたことやロブスターに指をはさまれた思い出などポール少年の思い出がたっぷりと詰まっています♪
昔の知恵を現代に。ポールさんによって今しっかりと受け継がれたケトルは、キャンプシーンでも定番に。
■アウトドアアイテムセレクトショップ『ズクショップ』
ファイヤーサイド 駒ヶ根ショールームには薪ストーブだけではなく、アウトドア用品のセレクトショップも併設しています。
セレクトが最高に素敵!!センスあふれるディスプレイはずっとここにいたいと感じさせます。
小さなキッチンツールから大きなアウトドアギアや薪ストライフに欠かせない薪ストーブグッズなども展示されています。
珍しいアイロンまで。見ているだけでワクワクしてときめくモノたち。
オブジェやディスプレイ+実際に使用できる道具なのが素敵ですね。
斧のラインナップも豊富。
焚き火料理の定番タークも。
グランマーコッパーケトルはもちろん、レトロなホーローのケトルもまた違ったテイストでかわいいですね。
実用的なもの。薪ストーブや焔とともにあるもの。
ファイヤーサイドコンセプト『焔で寛ぎ、焔で料理し、焔で遊ぶ』
ショールームやショップのセレクトから、しっかりとしたぶれないコンセプトが伝わってくる素敵な空間です。
良いもの、伝統を残すだけではなく、より使いやすく少しずつ変化し進化もさせる。
ポールさんの道具への愛や、焔と暮らす生活をとても感じることができました。
今後さらに、火のある暮らしに関する遊び心溢れる商品もラインナップされていく予定とのこと!
アウトドアや、キャンプ道具としてどんなふうに使っていくか、使う人次第のスタイルができあがるのも楽しみですね♪
(10月発売の錆びた鉄の味わいを楽しむTipi型アウトドアファイヤープレイス)
FIRESIDE(ファイヤーサイド)
http://www.firesidestove.com/
〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂497-871
0265-82-7366